【CnetOS】FFmpegをインストールする

【CnetOS】FFmpegをインストールする

「FFmpeg」…
あまり見慣れないソフトウエアではないでしょうか?動画をやる人なら知っている、そんなソフトウエアです。

FFmpegとは

ウィキペディアによると、「FFmpeg(エフエフエムペグ)は動画と音声を記録・変換・再生するためのフリーソフトウェアである[3]。Unix系オペレーティングシステム (OS) 生まれであるが現在ではクロスプラットフォームであり、libavcodec(動画/音声のコーデックライブラリ)、libavformat(動画/音声のコンテナライブラリ)、libswscale(色空間・サイズ変換ライブラリ)、libavfilter(動画のフィルタリングライブラリ)などを含む。ライセンスはコンパイル時のオプションによりLGPLかGPLに決定される。コマンドラインから使用することができる。対応コーデックが多く、多彩なオプションを使用可能なため、幅広く利用されている。」とのこと。

今回、試してみたいことがあり、下記の環境にインストールしました。その手順を書いていきます。

システム構成

CentOS6.9(ローカルサーバー)

CentOS7.5(使えるねっとVPS)

FFmpegインストール手順

1.FFmpegのインストーラーをダウンロードする


wget http://mirror.ffmpeginstaller.com/old/scripts/ffmpeg8/ffmpeginstaller.9.0.tar.gz

2.ダウンロードしたインストーラーでインストールする。


tar -xvzf ffmpeginstaller.9.0.tar.gz
cd ffmpeginstaller.9.0
./install.sh

☆これでインストールは完了です!
と言いたいところなのですが、なぜか最後の最後でエラーが出るんですよね。


Installation of FFMPEG ....... Completed

FFMPEG installation Failed :( ,  please contact  professional support sales@syslint.com

インストール成功した。と言っておきながらすぐ下で失敗したから問い合わせてね!とは。。。

なので、FFmpegのみダウンロードしてインストールします。

3.FFmpegをダウンロードする


wget https://ffmpeg.org/releases/ffmpeg-4.0.1.tar.bz2

 

4.ダウンロードしたファイルをインストールする


tar -xvjof ffmpeg-4.0.1.tar.bz2
cd ffmpeg-4.0.1
./configure --enable-gpl --enable-shared
make
make install

☆これで正常にインストール出来たかと思います。

 

5.バージョンを確認する


ffmpeg -version

ffmpeg version 4.0.1 Copyright (c) 2000-2018 the FFmpeg developers
built with gcc 4.8.5 (GCC) 20150623 (Red Hat 4.8.5-28)
configuration: --enable-gpl --enable-shared
libavutil      56. 14.100 / 56. 14.100
libavcodec     58. 18.100 / 58. 18.100
libavformat    58. 12.100 / 58. 12.100
libavdevice    58.  3.100 / 58.  3.100
libavfilter     7. 16.100 /  7. 16.100
libswscale      5.  1.100 /  5.  1.100
libswresample   3.  1.100 /  3.  1.100
libpostproc    55.  1.100 / 55.  1.100

 

と表示されるはずです。

※もし、「error while loading shared libraries: libavdevice.so.58: cannot open shared object file: No such file or directory」とエラーが表示される場合は、下記の対応を行ってください。

 
$ vi /etc/ld.so.conf
include ld.so.conf.d/*.conf
/usr/local/lib
※コンフィグファイルを開いて「/usr/local/lib」を追記

$ ldconfig
※コンフィグファイルの読み込み

 

上記の対応をした後、再度バージョンを確認してみてください。きっとうまくいくと思います。

 

今回記事と書くにあたり参考にさせていただいたサイトは下記になります。

How to install ffmpeg on CentOS 6
Linux で libav と ffmpeg のインストール
CentOS6系にffmpegをインストール
ウィキペディア

 

今回、ローカル環境(CentOS6.9)とWeb公開環境(CentOS7.5)にインストールしたわけですが、どちらも一筋縄ではいきませんでした。他で書かれている記事では特にCentOS7系では「yum 」で簡単にインストールできるようなことが書かれていますが、失敗してしまいます。

これからFFmpegをインストールしてみようと思っている誰かのお役に立てれば幸いです。

 

最後に、参考にさせていただきましたサイトの先人の皆様。ありがとうございました。