なぜホメテがリモートワークを実施できたか?
地域の雇用創出についてリモートワークの実証実験を行いました。小規模零細なWebシステム開発会社のホメテがなぜリモートワークを実施できたのか?についてまとめました。
従業員の思いを実現する
「過疎が進む地元のために何かしたい」という相談を従業員から聞いた時、自分が合同会社ホメテを起業したときのことを思い出しました。
合同会社ホメテは「従業員とその家族が安心して暮らせる環境を作ること」を目標に会社を作りました。これは過去に自分自身が経験したことがきっかけになっています。
子供が保育園卒園の時、単身赴任していた自分は子供の普段の生活での思い出を聞かれましたが、答えることが出来ませんでした。子供が一番多感な時期に一緒に居られなかった、家族一緒に暮らせなかった残念な気持ちを感じました。どうしたら家族一緒に幸せに暮らせるか、どうしたら生まれ育った地元で働ける環境が作れるか、自分に出来ることは何なのか?そういった思いで起業しました。
従業員は今、過疎が進む故郷を活性化したい、雇用を創出したいという気持ちを持っています。生活したい場所で安心して暮らしていける、そんな場所を作りたいと思う従業員の思いと自分の過去の思いが重なり、地域の雇用創出のプロジェクトが動き出しました。
まずはやってみる
地域の雇用創出のために何かやりたい。でも何が出来るのか大いに検討しました。政府が掲げた「働き方改革」の一環でテレワーク(リモートワーク)が推進されてます。ITの分野、特に自分たちが得意とするWebシステム開発ではリモートワークへの敷居が比較的低いことは分かっていました。
リモートワークで何が出来る?
地域にどんな提案が出来る?
リモートワークという仕組みと実際に携わる人を連れていけば、すぐに形にはなると思います。しかし、既に生活されている地域の方たちが主導で動き出さなければ、真の地域の活性化にはならないのではないかと考えました。
そこで、まずは地元で仕事をやってみて、リモートワークとはどういったものか、リモートワークという働き方が出来るということを知っていただく、また地域ではどんな働き方をしていて、この先どういう方向を目指そうとしているのかを調査するため、この度実証実験を行いました。
☆参考
総務省 テレワークの推進:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/
弊社ホームーページ:リモートワークの実証実験
環境は整っていた
リモートワークを行うには、インターネット回線が必要になります。ただ、インターネットにつながれば仕事が出来るかというとそうでもありません。お客様のWebサイトやシステムを構築する上で、セキュリティを考慮しなければなりません。
合同会社ホメテでは、開業当初から従業員に事務所で使うデスクトップのパソコンと、出張時に利用するノートパソコンを貸与していました。また、セキュアな環境で事務所のネットワークに接続できるVPN(バーチャルプライベートネットワーク)という環境を用意していました。これらの装置を使うことで、より安全にリモートで仕事を行うことが出来ました。
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☆auther:池尻